下川正晴さん著書の「ポン・ジュノ 韓国映画の怪物(グエムル)」で、『グエムル』についてこう記されていた。
「この映画の英題は、驚くことに『THE HOST』(宿主)だった。最新作の英語タイトル『PARASITE』(寄生虫)の反対語である。」
つまり「パラサイト」は「グエムル」と対になっているのではないか、という内容を見て、これは観るしかない〜!と思い鑑賞
過去にポン・ジュノ監督の作品は5本ほど観ているが、彼は弱者を描くのが本当に上手いよなあ。そして彼の映画の特徴である「家族」。
普段は互いに興味もなく、干渉せず暮らしているのに、いざ家族がピンチになれば命すら惜しまない潔さと強さがある。
私はどうしても、彼の描く家族像に強く惹かれてしまう。