東朴幕院

グエムル -漢江の怪物-の東朴幕院のレビュー・感想・評価

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)
3.4
噂は聞いていていつかは観たいと思っていた本作、うだる様な夏の休日の午後に漸く鑑賞。
モンスターの誕生のエピソードは早め且つ最低限の描写で早々に橋の袂に落下していくシーンが、日常における異常を描いており非常によろしいと感じた。そして立て続けの河原の公園でのモンスター大暴れまでのテンションも興奮して見られた。
一方で、それ以降 主人公の駄目親父感を描きたいのであろうが、冒頭の切れの良い展開と比較すると怠い。主人公の親父が、息子は子供の頃は頭が良かったが、栄養が悪くてこんなになってしまったというのも何かピンと来ず。
最後のガスで血を吐いてる政府側の人間が居ながら主人公家族たちは元気という現象に観客は置いてけぼりを食らったのではないか? アーチェリーのシーンも次男の火炎瓶落下という外しを描写してからの展開には、思わずここでやらかすか〜(笑)と思わせるもので受けたね。
韓国政府の描き方に当時の政府の姿勢が描かれている様で、国それぞれなのでと妙に納得したり。
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