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ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォーのpikaのレビュー・感想・評価

3.5
ゴダールとトリュフォーが鮮烈なデビューを飾りヌーヴェルバーグの旗手として世界に名を知られた時代から順に遡り、二人の半生を対比させていき、友情が敵に変わった決裂を描いてラストを二人の子供であるレオで締める。
自作について語るゴダールとトリュフォーの姿やヌーヴェルバーグの凄さなど、なんとなく知っていたことをキチンと整理できつつ映像や写真などの資料を見れる意義はある。

ひとつひとつの内容はとっても面白いが、多岐に渡っているため掘り下げきれず少し調べれば知ることのできるレベルに留められていることや、感情なく淡々としている構成に物足りなさを感じた。
トリュフォーが亡くなった後にゴダールが語った言葉が冒頭に出てきたが、それがラストなら良かったのにと少し思った。ベタかも知れないけど。

二人の作品のラストシーンが多用されていたので作品を見てから鑑賞した方がいいかもです。ネタバレ満載や〜。
やっぱりゴダールは「霧の波止場」好きなんですね。
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