すずき

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキーのすずきのレビュー・感想・評価

4.2
清朝末期の浙江。
そこでは弱きを助け、強きを挫く、怪盗義賊・鉄猿が毎夜暗躍していた。
悪徳総督は自身の財産を盗まれてはたまらない、と手当たり次第に怪しい者をしょっ引く。
その中には、医師であり武術の達人であるウォン・ケイインとフェイホンの父子もいた。
息子を人質に取られたケイインは、息子の解放と引き換えに、七日以内に鉄猿を捕まえる事を約束する…

「ワンチャイ」シリーズの外伝で、本伝の主人公フェイホンの父親の若かりし頃と、今作オリジナルの義賊・鉄猿のダブル主人公。
完全に独立したお話なので、シリーズ未見でも十分楽しめる。

本伝は1〜3までしか見てないけど、今作はワイヤーアクションバリバリで空を舞い、技名を叫んで岩を砕く、本伝より随分パワーインフレしたスーパー系カンフー映画。
そんな中でも、キレキレの体術でカンフーを魅せるドニー・イェンは流石。

今作では女子供もアクションで活躍する。
鉄猿ことヤン医師の妻・シューランもワイヤーアクションでぶっ飛び、顔を殴られ、踏みつけられる激しいアクションシーンがある。
そしてフェイホン少年も大人顔負けの殺陣を魅せる。
戦いながら敵に説教、ジェット・リー演じる本伝のフェイホンを彷彿とさせるシーンも。この頃から説教臭いのねw
そしてフェイホン少年、演じてるのはなんと少女らしい!気づかなかった、これには驚き!