Maoryu002

マンハッタン・ラプソディのMaoryu002のレビュー・感想・評価

マンハッタン・ラプソディ(1996年製作の映画)
2.8
美人に弱いグレッグ(ジェフ・ブリッジス)と恋愛経験のないローズ(バーブラ・ストライサンド)が出会い、友情だけの関係を続けると決めて結婚する。しかし、2人はお互いに異性として魅力を感じ、男女の関係を求めるようになる。

女性を前に眩暈を起こすグレッグの出した広告も、白々しくセックスレスを続ける2人の関係も、なんともバカバカしいというか現実味がなかった。
友情と信頼の関係は素晴らしいけど、そのまま結婚ってのは無理がある。

同時に、女性の自立と自由を描き、多様な人間関係を見せつつも、結局は古めかしい男女関係だけを肯定しているようにも見えたのは気になった。
まあ、そんな複雑に考えず、愛に目覚めた2人のラブストーリーとして観た方がいいんだろう。

バーブラ・ストライザンドはステージに上がると、この上なくゴージャスだが、日常に溶け込むと冴えないおばさんになっちゃう。笑
その個性は絶大で、「ファニー・ガール」「ハロー・ドーリー!」「追憶」「スター誕生」「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」に本作と、魅力は多彩だ。

そして、妹夫婦がミミ・ロジャースにピアース・ブロスナンで、母親があのローレン・バコールだ!
部屋の奥に飾られた写真の若き日のバコールの美しいこと!
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