ベトナム戦争を描いたオリバー・ストーンの傑作
素晴らしい作品
実力派たちの若かりし頃の演技が光りまくっている
チャーリー・シーン演じる若き兵隊の正義感と挫折
小隊内で起こる狂宴と悦楽、嘘と欺瞞、生と死の狭間で新兵が見る戦争のリアルが見事に描かれてる
配属された小隊の軍曹に、トム・ベレンジャーとウィリアム・デフォー
2人が善と悪、光と影で相対する存在として強烈な印象を残している
オリバー・ストーンの実体験に基づいているらしい
ベトコン捜索の任務で訪れた村での出来事を機に大きく揺れる小隊
密林で気の抜けないゲリラ戦、摩耗する精神と試される倫理観
パッケージでも有名な、デフォーの天を仰ぐシーンは強烈に脳裏に焼きつく今作きっての名シーン
戦争に行くとあんな風に変わってしまうのかそれとも変わらないのか
あんなに残酷に人を殺せるようになるのかな
そう考えると怖い
自分はエリアスとバーンズのどっちなのか
状況によってどちらの顔が出るのか
表裏一体でどちらも切り離せない自分の一部なんじゃないのか
ベトナム戦争の苛烈さと残酷さを痛感する作品。
怖い
戦争って怖い
でもナム戦の装備なんかは好き
ウィリアム・デフォーも好き