バナバナ

ATOMのバナバナのレビュー・感想・評価

ATOM(2009年製作の映画)
3.5
私が子供の頃は、カラーでアニメ第二弾の『鉄腕アトム』をやっていて、よく「アトム対アトラス」の話を引っ張っていました(何故かアトラスには妻までいた)が、私は裏の『ベルサイユのバラ』の方を主に見ていたので、オリジナルはほとんど知りません。

ロボット各闘技場の場面は、相手が死ぬまで戦わされるのだから、『プラレス三四郎』よりも残酷ですよね。
プラレス三四郎もロボットに格闘技をさせていたけれど、あちらは持ち主が皆ロボットを大事にしていたので、今から思えば『ポケットモンスター』的な要素がありました。

とにかく、このハリウッド版ATOMでは、古くなったらロボットを使い捨てにしてしまう人間のエゴ丸出しの世界で、アトム自身も天馬博士から一度捨てられてしまうのに、最後には身を挺して敵に突進していくなど、ちゃんと手塚オリジナル版をリスペクトして作られている様に思うので、私はこの作品に不満はなかったです。
バナバナ

バナバナ