Yuri

川の底からこんにちはのYuriのレビュー・感想・評価

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)
2.6
満島ひかりが10代と言ってもいいくらい若く、若い頃の満島ひかりはパワー押しだった気がします。佐和子にスイッチが入るまでが小さな笑いくらいしか起きないテンションの低さで、新井(遠藤雅)はめっちゃイライラする男だし、そこで寝ちゃう人はいるかもです。佐和子の振り切り方は、お父さんもびっくりの方向転換で、もし、自分の子だったら、心配で死ねないよなぁと同情してしまいました(^^;)一念発起するまでがウダウダと長いわりに、動き出したらあっという間に工場を軌道に乗せてしまうのも、ご都合主義過ぎて、まぁ、工場の話ではないので良いのかも知れませんが、現実離れしていて、少し冷めてしまいました。あと、猟師のおじさんの台詞(笑)きっと、昔の男性たちはこういう映画を観て「浮気してもダメでも偉そうにしてていいんだ。」って思っちゃったんだろうなぁと、かっこいい黄昏が、女性からしたらファンタジーの世界に生きている子どもにしか観えませんでした。でも、石井裕也監督らしい良さは満載の映画で、満島ひかりの魅力も生きていて、面白いは面白いので、機会があったらぜひという感じの作品です。
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