AITERADA

川の底からこんにちはのAITERADAのネタバレレビュー・内容・結末

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

はじめは腸洗浄だのぼっとん便所の始末だの、そしてうだつの上がらない歯切れの悪い主人公。見るのしんどいなーと思ったけれど、そうか、わざとか。
父の、雨の中の直向きなアタックに心打たれた。プツンときてからの満島さんはやっぱり最高。熱くて泣けた。
「私もあんたもねえ、大した事ないんだから頑張んなきゃなんないんだよ!」「期待しない、そんな大した人生じゃないんだから!」
一見ネガティブに聞こえるけど、現実的に、かつその現実を受け止めて一生懸命に生きる。ハイパーポジティブ。それって素晴らしいな、と。

「女はねえ、複雑なんだよ。」「男は旅人。旅が終わったら、堂々と胸張って帰るんだよ。」
人間みんな、男も女もどーしょもない。男は女に、女は男に踊らされてる。綺麗に収まってない。頼りないし情けない。
けどそれでいいじゃないか!みんなで支え合って、許しあって、生きてる。
職場のみんな、お父さんと関係があったのには驚いたwそのお葬式以降のラストは清々しかった。
元気がでる映画!
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