オトマイム

モラン神父のオトマイムのレビュー・感想・評価

モラン神父(1961年製作の映画)
4.2
ベルモンドが神父役なんて、似合わないでしょ〜と観る前は思ったけど、それはそれは魅力的な神父さまだった。これは信者の女性たちが惚れてしまうのは納得。色気ありすぎ。ファン必見(๑˃̵ᴗ˂̵)

未亡人バルニーの、微妙に移ろいゆく心情描写が見事であり、格調高く硬質な、純文学のような作品。こんなプラトニック・ラブで派手な演出も一切なく、グイグイ引き込まれるってただ事ではない。
ちょっとでも触れることができるのか⁇とか、気になって仕方なくてずっと画面に釘付けだった笑

『シベールの日曜日』のパトリシア・ゴッジが、バルニーの娘役で出ているのも嬉しい。