のりまき

ワン・ナイト・スタンドののりまきのレビュー・感想・評価

ワン・ナイト・スタンド(1997年製作の映画)
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これの予告がとてもよかったんだよね。小品ではあるが、映像は意欲的でちょっとやり過ぎ感があるくらい。『ホミサイド』臭がする。ストーリーには意外性はないが、ペンのくだりとか丁寧。音楽はとてもΝYっぽい。全体的にスタイリッシュで鼻持ちならない。それを救うのがロバート・ダウニーJr.。「夜明け前が一番暗い」。ナタキンは美しく、まだアクションバカになる前のウェズリー・スナイプスがしっとりしている。ただマクラクランはがっくり老けている。

久々に見ると実に見事に『あの時あの場所あの人たち』を写し取っている。台詞の端々や演出にそれが込められている。旧弊な社会から飛び立って作り上げた理想的なコミュニュティが残酷な現実の前に空中分解する。最先端を突っ走ってきてその先は崖。それでも止まることが出来ない。恣意的に止まろうとしないチャーリーがカッコイイったらない。「牧師はいらない。ただ怖い」。写真がとてもいいので実際に使えばいいのにと思う。
『追跡者』ても共演しているからそちらと見比べても面白い。