ペジオ

インベージョンのペジオのレビュー・感想・評価

インベージョン(2007年製作の映画)
3.2
ニコール・キッドマンって良く分からない
恐ろしく綺麗だとは思うが、じゃあ女優として「代表作は何なの?」って聞かれたら非常に答えに詰まる(オスカーを獲った「めぐりあう時間たち」か?うーんあれもアンサンブル映画って感じだし何より地味だ…。まだ「ムーラン・ルージュ」の方がふさわしい気がする。)
でも主演作は絶えないし、「スター」な感じも出してる
(日本でいうと「F原N香」とか「M月Aりさ」が似たポジション取りしてるね♪)
彼女のおかげでこの映画が「A級映画」として扱われているのも確かだ
彼女無しなら絶対「ドント・スリープ」って邦題でDVDスルーだぜ…ってくらいにはB級(面白いけどね。)

今回は現代人の「他人に対する無関心」が強調されていた様に思う
敵の真似をして感情を表に出さずにいれば紛れられるという攻略法は嫌でも「ショーン・オブ・ザ・デッド」を思い出して笑わずにはいられないが、目の前の惨劇を見て見ぬふりをしなければならないというのはテーマを踏まえると何とも皮肉っぽい
度々挟まれる世界の情勢を伝えるニュースがシーンの背景と化しているのも示唆的(同時に今まで毎回敵が言っていた「こっちの方が素晴らしい」という論説を初めて具体的に描写したともいえる。上手いやり方だと思う。)

だが、時代性とは絡めとられる蜘蛛の糸の様なもので
敵の追跡シーンが「ゾンビ」っぽいのも時代のニーズや流行を反映してるだろうし、原作やオリジナルの「全体主義に乗っ取られる不安」というテーマも、今風の母と息子の物語という観客が「感情」移入しやすいモノにしてしまったせいで隅に追いやられてしまった
敵の正体を「ウイルス」と矮小化したのはいかにも現代的だが、そうでもしないとコイツら倒せなかったんだろう
なんせ4作かかってんだから