TaiRa

プリンス・オブ・シティのTaiRaのレビュー・感想・評価

プリンス・オブ・シティ(1981年製作の映画)
5.0
一貫した信念で不正を暴く男たちを描いてきたシドニー・ルメットが、より人間的でブレまくる男を描く。

仁義と正義の板挟みになる主人公の弱さと苦しさ。そんな彼を、それぞれの立場から支える仲間たち。もはや善も悪もなく、どちらへ転んでも後悔することになる最悪の状況。それでも主人公は、選択を迫られる。彼への冷たい視線が映画の幕を閉じる。

汚職警官映画の最高傑作。
TaiRa

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