どーもキューブ

プリンス・オブ・シティのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

プリンス・オブ・シティ(1981年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

シドニールメット最高力作!



シドニールメット監督

素晴らしい傑作で久々に溜飲がさがる。  

自分の黒いものも主人公の内部告発に洗われるようだ。

ニューヨークの汚職麻薬課のトリートウィリアムズ。

彼が内部告発をしていく経過をおう物語。

本作でルメットはカンヌ、ニューヨーク映画祭でそれぞれ賞を受賞しています。

一貫して

警察

司法を描き続けるルメット。

本作では内部告発するトリートウィリアムズの素晴らしい苦悩の姿。

力あふれる演技が必見です。

いろんな人柄の検察側
裁判
仲間の信頼と裏切り
家族
マフィア
下っ端ジャンキーまで

実に多角的な視点でルメットは描ききります。

本作は汚職まみれすぎですが、

いかに

金に始まり

金に終わる世

をルメットは力学的なドラマ、

心理戦で描いてます。

お金についてのある意味映画かもしれません。

2009年2月23日レビュー

追記
シドニールメットを追っかけ鑑賞していた時期に出会う。

最初は「12人の恐れる男たち」の監督さんかあ、みたいな。

堅い、社会派、ロジカル、みたいな印象。

しかし多作な80、90年代の触れて見るうちに

なかなかの「警察」映画、司法映画の名手であることがわかり、

遺作の素晴らしいサスペンスまで、全くぶれない作家だったなあという印象でした。

リメイク「グロリア」みたいならしくない、珍作もありました。

本作、2巻組のビデオで分厚いビデオだった、ワーナービデオ、ブルーの厚い辞典のような重さ。

見やすくてびっくり、主役の方含めみたことない俳優だった。

多角的に司法と汚職がみえて、本当に
エポックにみえた!

金で罪はぬぐわれ
罪は金にきえるのか?

隠れた力作ぜひどうぞ!
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