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カルのIPPOのレビュー・感想・評価

カル(1999年製作の映画)
4.4
やっば。これ好きだな。
エグさが尋常じゃない。
謎が多く一度観ただけでは全てを理解出来ない系のやつです。
自分もあと2回は観たいと思った 笑

韓国99年のハードコアスリラー。
カルとは、韓国語で刃物。その名が表すよう、バラバラ殺人事件の謎解き。

最近『シュリ』を観て、ようやくハン・ソッキュの魅力に納得。流れで本作も鑑賞。

日本映画に近い『リング』とか心理系のじっとりサスペンス。韓国映画の持ち味のサイコホラーテイスト(99年当時はまだ猟奇殺人の描写はタブー視されていた模様)にさらにソッキュ氏の物憂げな表情が始終鬱蒼と作品を覆いつつ…残忍なシーンの描写がちょっと洒落ていたりするのがニクい。むごいとすごいの合わせ技。怖い。でも好き。終わり方好き。
音楽カッコ良くないですか!?

『シュリ』とこの『カル』の2作が公開された99年の韓国、そして両主演のハン・ソッキュ 、拍手。
ブラッド・ピッドの『セブン』が好きな方はハマること必至。
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