ゆみモン

原爆の子のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

原爆の子(1952年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

1952年公開なので、戦後まだ数年しか経っていないヒロシマの様子が、リアルに生生しく描かれている。
乙羽信子演じる主人公の教師は、何故か無傷で健康に生き残っており、昔の友人知人を訪ねて数年ぶりに広島市内に戻る。
それぞれ、原爆のため傷や病気や後遺症に苦しんでいた。彼女は何とか救いの手を差し伸べようとするが、その言動にプチブル的なものを感じてしまった。

乙羽信子はじめ、宇野重吉、奈良岡朋子、北林谷栄、殿山泰司、東野英治郎…等などいつのも顔ぶれではあるが、さすがの演技力で「またか」という気はしない。