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原爆の子のpilotisのレビュー・感想・評価

原爆の子(1952年製作の映画)
3.2
私のオールタイムベスト「雨に唄えば」と同年の公開作。原爆投下2年後に撮影。
今見ると白いブラウスでスッと立つ乙羽さんはタイムトラベラーのようで、私達をその頃の現実に繋ぐ。原爆症で亡くなり騒ぐ家族たちのボロボロの姿、盲目になり物乞いをする元使用人、裸同然で走り川に飛び込む子供達。
施設の孫を姉さんに預けようとするも孫は泣き叫び爺に縋る。爺も太郎が生きる縁になっている。ピカピカの靴を買ってやり最後の晩餐を二人で過ごす姿。。
音楽も良かった。
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