J四郎

斬撃 -ZANGEKI-のJ四郎のレビュー・感想・評価

斬撃 -ZANGEKI-(2009年製作の映画)
1.2
セガールとゾンビの夢の競演!
これで面白く無いわけがない!・・と思って観たのが間違いだった。
この素材でどう調理したらこんなつまらん映画を作れるのか、逆に凄すぎませすぜ。

まず舞台がひとつのビル内だけで展開されている。不気味な雰囲気は出てるけど、これが暗くてアクションも何をやってるのかよー分からん。
展開もゾンビモノのパロディかって言うくらいベタ。所々面白いアイデアもあるんだけどね~全然活かしてない。

最大の問題はセガールを活かしきれてないってところ。何のつもりか刀みたいな武器を持たせてるが、もっさりした鈍重な動きで上がりません。肝心の斬るシーンをちゃんと見せてないし。普通にセガールがゾンビ(正確には感染者かな)を拳でどついてくれた方がまだ面白かったかも。
出演陣の演技と吹替えの声優だけは良い感じ。

ストーリーもよくある感じだけど、演出や場面転換が20~30年前の海外ドラマかってノリです。こんなクールな演出出来る俺って超イケてね?とか言って独りよがりに作ってるんちゃうかな~?思いっ切り滑ってまっせ。ラストも大味すぎて、え?コレでもう終わり?と我が目を疑った。
そいや一行のひとりにカワイイ少女が居るのだが、普通に顔色が悪いんで感染してるのか?とハラハラはした。

地上波で深夜にやってたので観たけど、無料で観れても時間の無駄だった。ここまで酷評せなアカン作品は久しぶりです。
僕は出来がグダグダでも一点光るアイデアがあれば面白い!って思うくらいチョロいヤツなんですが、それでもこりゃダメだ。
これを観るくらいならもっと時間を有効活用した方が良いかも知れません。
J四郎

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