このレビューはネタバレを含みます
源氏物語ではなくて、高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」が原作。
絢爛豪華な平安ムービー!
序盤は退屈です。
雰囲気も、なんか昼ドラみたいというか、よくてNHKの大河。
いや、セットも衣装も豪華だし、舞のシーンなんか凄く綺麗だったんですけど…。
いや、だから「豪華なセット」と「立派な衣装」に見えるんですよね。
映画は現実ではないんですけど、変な話現実味がないというか、超超一流のコスプレというか。
中谷美紀は凄く綺麗ですが、これも目のぱっちりした現代的な美人。
情事の際には昼ドラの好きそうなピアノのBGMにしたりして…。
あそこで雅楽使うとそれはそれでやり過ぎなんだろうか。
色々やりようはあると思うんだけどなー。
まぁ源氏物語ですんで情事のシーンもちょくちょく入るんですけど、もう何やってるのかわからない。なんかゴソゴソやってるだけ。
中谷美紀に脱げとは言いませんが、あれならやらなきゃいいのに。
で、中盤で豹変します。
悪霊出て来ます。
安倍晴明も出て来ます。
あ、そういう感じ?
紫式部と源氏物語の双方を描くのは新しかったし、安倍晴明は賛否あるでしょうがどうしても平坦になりがちなストーリーのアクセントとしてはよかったのかなと。
それでもなんか大河ドラマ見てるみたい。
お金をかけた長い大河。