うーん、こうじゃないんだよなぁ。
この際昭和懐古描写はいいとして(それもすごい浅薄なんだが)人物がみんなとても記号的でつまらない。
厳格でパブリックイメージとしての父親や思春期で男に傾く娘。ほかにも多数。
それ自体は良い悪いではないんだけど、どの人物も悩みや葛藤がテンプレートで、そこに制作側が訴えたいものや、熱い想いが微塵も感じられない。
「この時代のこの人はこうだよねぇ」なんてとても投げやりにすらかんじる。
劇場版の三丁目の夕陽しかり、込めるものが中途半端だと昭和の時代が空虚に見えてしまうから、中途半端ならやらない方がいいよね。