ヤソヒラ

昭和物語のヤソヒラのレビュー・感想・評価

昭和物語(2010年製作の映画)
1.5
うーん、こうじゃないんだよなぁ。

この際昭和懐古描写はいいとして(それもすごい浅薄なんだが)人物がみんなとても記号的でつまらない。

厳格でパブリックイメージとしての父親や思春期で男に傾く娘。ほかにも多数。

それ自体は良い悪いではないんだけど、どの人物も悩みや葛藤がテンプレートで、そこに制作側が訴えたいものや、熱い想いが微塵も感じられない。

「この時代のこの人はこうだよねぇ」なんてとても投げやりにすらかんじる。

劇場版の三丁目の夕陽しかり、込めるものが中途半端だと昭和の時代が空虚に見えてしまうから、中途半端ならやらない方がいいよね。
ヤソヒラ

ヤソヒラ