アノ

ララミーから来た男のアノのレビュー・感想・評価

ララミーから来た男(1955年製作の映画)
2.5
「父の期待に応えようと古い暴力的な男性像を目指す息子」というテーマから『草原の野獣』を想起していたが、アレックス・ニコルにはタブ・ハンターのような切羽詰まった苛烈さが無くただのバカなガキだし、
アーサー・ケネディは暗躍して牧場を乗っ取ろうとする悪漢でなく場当たり的に動いてたらポコポコ人を殺すことになった消極的なバカにしか見えないので、この二人とジェームズ・スチュワートとの間にドラマが生まれず面白くない。
キャシー・オドネルとか何のためにいたのやら。

スチュワートが激情に駆られて歩き出すシーンが3回あるが、どれも力強い画面でそこだけは良かった。
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