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ララミーから来た男のaaabbのレビュー・感想・評価

ララミーから来た男(1955年製作の映画)
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うーん面白くなるのが遅いかなぁ。アパッチ族に銃受け取られせようとするところから面白くなるのだが、それまではどのドラマにも浅くしか入っていかないので。最高傑作『最前線』の緊張には遠く及ばず。
映画にドラマが必要なのは、緊張が必要だからなのだろう。なぜ緊張が必要かと言えば、緊張が人を画面に釘付けにさせるから。観客を画面に釘付けにしないで、どこが映画なんだろう。それがおもしろいってことだ。ここが映画の最深部。だから、別の方法で画面に釘付けにすれば、それで良いのだと思うが、ドラマは普遍的で、つまり形式的なものなので、そこを拠り所にする分、大人の約束として、観客を白けさせることがないのだ。それがドラマの叡智。
スタイルで魅せるものは、そんなの俺には通用しないよ、と思わせたら負け。大人はやすやすと籠絡しない。ただ、ドラマに関しては別。だからドラマ。で、その上に監督とスタッフの魂がのってくる、ここが映画の本当の最深部。
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