かめの

新女性問答のかめののレビュー・感想・評価

新女性問答(1939年製作の映画)
-

同級生たちに姉(川崎弘子)が芸者であることが知られ、責められるシーンは辛かったが、芸者仲間がはっきりと言い返してくれてスッキリした。両者とも、当時の価値観を反映していて、極端な悪者がいないところが良い。

演出としては、新聞を用いて、死亡報告や裁判結果を示しているのが1930年代らしくて面白い。

村川は許すべからず。というか、改心なんてしないやつだろうという気がする。妹(桑野通子)が姉の代わりに、おじさん弁護士と結婚するという結末には驚き。
かめの

かめの