このレビューはネタバレを含みます
オールディーズの名曲にのせて繰り広げられる若者たちの青春グラフィティ。
真っ直ぐな友情や思いと心の揺れ動く恋愛、大人との距離感など、そのリアルな描写に熱くなる!
特に、シーンにマッチした選曲と音楽の使い方が実にナイス!
時は1963年。所は米国ブロンクス。
イタリア系ワンダラーズを取り巻くのは、黒人デルボマーズ、中国系ウォンズ、そしてアイルランド系ダッキーボーイズ。おまけにユダヤ系エキゼキューショナーズまで。当然、皆自分たちがNo.1だと主張するよね。
人種別に住み分けてはいるものの、ひしめき合い、牽制し合い、時には抗争(🏈や🎳や👊)へと発展してしまうという、まるで世界の縮図のような様相。
ボブ・ディランの「時代は変わる」は、当時の若者たち、特にリッチーの心情を代弁しているのかな。
日々の生活に追われて忘れていた♪あの日♪あの時♪あの場所♪を思い出させてくれる作品。
原作:リチャード・プライスの小説。