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ロング・グッドバイのkのレビュー・感想・評価

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)
3.4
村上春樹が翻訳したことでも有名な「長いお別れ」の映画化。監督があのアルトマンだったとは、、、気付くのが遅かったですね。

イメージしていた探偵ものとは違いましたが、あの渋さもなかなかクールでかっこいいです。エリオットグールドのボサボサの髪とタバコ、そしてあの声。孤独な私立探偵のイメージを決定づけるかのような粋な佇まいは忘れられません。現代版を作るなら、マーロウはケビンコスナーかな。

ただ、ストーリーはよくわからない。というより、物足りないのかなー。急展開っていうのもなかったし、渋みに付け加えてロマンスもあるかと思えば一切ないし、ただただ事件を一方的に追うマーロウを描いてるだけ。マーロウの個性を引き立たせていたジョンウィリアムズのジャズをアレンジしたっぽい渋さ満点の音楽は好きでしたけど。
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