冬のしじま

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間の冬のしじまのレビュー・感想・評価

4.5
本編では世界で一番美しい死体とも評される単なる被害者だったローラ・パーマーにスポットを当てた映画。小悪魔的な美少女でしかなかったローラがものすごく魅力的に見えてくる。学校に飾られている額に入っている写真も映画を観た後に見るとその微笑みがとても空虚なものに見えるから不思議だ。かわいそうなローラ、色々な人々、薬物にも頼ったが誰にも助けてもらうことはなかった。彼女の一番の苦しみは誰にもわかってもらえなかったことなのではと思わせる。そう言った意味では圧倒的な孤独を描いている映画に他ならない。
冬のしじま

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