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大統領の陰謀のkamakurahのレビュー・感想・評価

大統領の陰謀(1976年製作の映画)
3.5
ロシアゲート、国連からの人権にかかる勧告とそれを無視する現況に思うところあって、U-NEXTで約40年ぶりの再鑑賞。
ジャーナリズムは、こうでなくちゃ。読売新聞社会部長に観てもらいたい。出来の如何ではなく、今こそ大切なスタンス。ロシアゲートについては、大統領がどんなに悪口雑言をTwitterに並べようとマスコミは全く怯まぬ様相で、さすがと感心するが、日本の現況を思うと暗澹たる気持ちになる。若手を支援する編集局長に扮するマーティン・バルサム、部下を信じて怯むことのない編集主幹を演じるジェイソン・ロバーズ、説得力豊かで観ていてため息が出る。オスカー納得。レッドフォードもダスティン・ホフマンも若くてイキイキしてる。常盤新平訳の原作も懐かしい。
日本はどこで間違ってしまったのか。若い人たちに、原作本も合わせて読んで観てもらいたい。

#大統領の陰謀
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