トトロイ

大統領の陰謀のトトロイのレビュー・感想・評価

大統領の陰謀(1976年製作の映画)
3.5
最後の二人の撮り方、痺れる。

ウォーターゲート事件を追い続けた、二人の新聞記者の物語。

どの程度本当の話なのか分からんけど、大統領による犯罪行為が行われたのは事実だし、こういう巨大な陰謀に立ち向かう人の映画は、やっぱりカッコいいな〜。

映画自体は淡々としていて、観る人によっては眠くなってしまうかもしれないけど、謎を解き明かして行く展開は、集中力を切らさずに話についていければ、かなり面白いはず。

ダスティン・ホフマンの良い意味で小汚い感じが、新聞記者のイメージと相まってかなり魅力的だった。
ロバート・レッドフォードみたいな感じのアメリカ人って、今あんまり居ない気がする。

ニクソンが映るテレビと、タイプライターを打ち続ける二人の姿を同時に映したラストシーンは、陰謀に立ち向かう二人の姿を見事に描いていて、映画史に残る素晴らしいものだと思う。画面だけでいろんなものが伝わってくるシーンは、やっぱり痺れますね。
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