nori007

劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼のnori007のレビュー・感想・評価

2.0
響鬼イベントを控えて再び視聴。。。が、やっぱ映画はひどいな。

オロチを退治するために古い文献を調べる明日夢。その文献内の戦国時代のストーリーが描かれるのだが、時代考証なし。音撃がトランペットや銃なのは少しの工夫で当時に合わせられるはず。歴史好きから見たら本当にゆるせないんだよな~。ギャグ映画ならいいよ。そうじゃないだろ?

なんやかんやあって、現代のオロチは退治に成功するが、戦国時代のオロチはそのまま。あーあ500年間毎年生贄を出すんかね?知らんけど。

-------------
nori007の感想・評価
2017/10/08 23:49

2.0
響鬼の作品自体は好きなのだが、この劇場版はかなりひどい作り。
オロチが出現して、その生き物の文献を探っていくと戦国時代にもオロチが出現していた事実に突き当たる。

つまりその文献に書かれた内容が今回の物語なのだが、時代考証が全くされておらず近代的な物はそのまま出てくる。そして現代のキャラクターの先祖っぽい人たちが出てくるわけだ。この物語は魔化魍と戦うために鬼を手助けする組織タケシの創設の話なのだがこの文献が史実ではなくファンタジーなのだとしたらこれほど馬鹿馬鹿しいものはない。

本当に何故、時代劇にしようとしたのか激しく疑問である。さらに問題なのは「七人の侍」を意識したようなタイトルで、当然7人の鬼が登場するのだが人物描写もペラッペラで、かといって響鬼が活躍するようなストーリーでもない。「七人の侍」描写も薄くただ単にごちゃごちゃしているだけの映画となってしまった。

現代描写でのオロチの退治が一番の見せ場で、アーマード響鬼となる新フォームとなって戦う。しかし待てよ。現代のオロチは死んでも過去のオロチはそのままかい!7人の鬼が解決した風な描写はあるものの何ともつながりの悪いストーリーだ。

もっと普通に、魔化魍の歴史とタケシの創設秘話を描けばよかったのではと思うよ。
nori007

nori007