『ラフマニノフ愛のある調べ』
原題名Ветка сирени(ライラック《リラ》の枝という意味やそうっす)
のだめカンタービレで弾いとった曲、
『ピアノ協奏曲第2番』
この曲の作曲者がラフマニノフ。
自分は、現世では到底無理やけど、来世でラフマニノフの生み出した音色を奏でたいと、そして『七年目の浮気』見たいに来世のマリリンモンローを口説くために😤コロナ禍でもマスクして個人レッスンを受け続けてる。
楽興の時 第4番 ホ短調『プレスト』が最近はお気に入りです。
https://youtu.be/WhLDse5R8dQ
私的ながら、ラフマニノフ自身が恋愛ちゅうテーマでこの曲『ピアノ協奏曲第2番』を書きあげたんじゃないとは思います。
その時代を生き,人々の感情を敏感に受け取って、音楽を通して表現したことが、偶然にも恋愛の繊細かつ叙情的な心の動きに類似したんかなぁ。
また、人間の奥底から生まれる芸術性や神秘性てのを『音』ちゅう対照で表現しとるとこが、結果的に恋愛のようなシーンに好まれてる要因かな。
🎵骨太💪ラフマニノフの魅惑の音色。
扨、映画ですが、ザックリ云うなら彼の自伝をチョコっとチョコレート脚色してる映画すよ。
1920年代の米国、ピアニストのラフマニノフ(エヴゲニー・ツィガノフ)は、NYのカーネギーホールで初のコンサートを開こうとしとった。
モチのロンで、ピアノはSTEINWAY & SONSやったなぁ。
小生も町のコンサートホールの試し弾きでもスタインウェイをいらわしてもらったけどエエなぁ。
エレキギターで云えばギブソンかな。
曲目はピアノ協奏曲第2番♪
↓↓↓ネタバレを含みます↓↓↓
米国に身を置きながらも、彼は、ロシア革命裏切りのドンパチ直後で、故郷を思い出しよる、分かるなぁ故郷を出た気持ちが。
それから、紆余曲折あり、
モスクワ音楽院のズヴェーレフ教授のクラスに編入。
教授からピアニストになるべくスパルタ教育をうける。
から~の、人妻アンナと不倫。
アカンやん!
作曲に没頭、これが良かったんか否かは!歴史が語る。
彼女に交響曲第1番を捧げよるが、初の演奏会じゃ、天からの罰か、試練か酔拳の達人蘇乞兒(そかし)ちゃう、ただの酔っ払いの指揮者にブチあたり演奏会は大失敗。
アンナに愛想をつかされよって逃げられる。
まぁ結果オーライやったんかも!
彼はここからピアノ科+作曲科で猛勉強して、恩師と和解したものの、師は死去。
敬愛しとった叙情的でメランコリックな美しい旋律を描くチャイコスフキーも死去。
月亭八方じゃなく、八方塞がりのラフマニノフは、
後のヨメさんになる従妹のナターシャの家に転がり込むことになる。
こういう人の多くはいつも食いっぱぐれがないねんなぁ。
彼女は医師ダールと婚約中やったけど、幼い頃から慕っていたラフマニノフを支えよる。
若きラフマニノフは交響曲第1番の酷評の嵐てのはきつかったやろなぁ。作曲不能のノイローゼに陥らせたくらいやし。
そのお陰で、あの有名な「ピアノ協奏曲第2番」を作曲する事ができんやから人生はわからない。
当時、催眠療法は『その人が持っているのに持っていないと思っている力、または持っているのに使えなくなった力を、再び使えるようにする』
効果があるって斬新な療法やった。
ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』は、将に『作曲する力の回復』によって生まれた名曲、
その陰に催眠療法があった。
シャブ(覚醒剤)の力で曲を作るくらいなら、シャブ&🙆鳥、マッ🙆ーもこの療法ならまだ健全かも。
伊🙆谷友介映画界にカンバッーク
ラフマニノフは共産主義を嫌がり米国に亡命しようとするんやけど、一人じゃぁ亡命できよらん。
そこで女性の手助けで彼は米国に亡命するわけやけど。
米国に亡命できた彼は、作曲家としての人生じゃなく
『食べていく為の演奏家』
としての人生を歩んでいかなあかん現実があったんだなぁ。観客はラッキーやけど。
資本主義の米国やからそれもしゃあない。国が作曲家など芸術家を守ってくれへん。
米国中ドサ周り状態で演奏会を開いていくラフマニノフは、自由に何かをする機会すら与えてもらえへんは、興行主が次から次へとコンサートホールを用意しとるわで、観客も集まる。
彼は、何も心配することなく演奏するだけやけど、彼は作曲する喜びを失う。
そらそうやけどそこに送り届けられる『ライラックの花』。
彼の初恋の思い出の花。
送り届けられるライラックに励まされ、彼は演奏旅行を終える。
ほんでラスト、彼はその送り主を知るんだなぁ。。。。
最後に、ラフマニノフの言葉
『Music is enough for a lifetime, but a lifetime is not enough for music.』(音楽は一生を満たすに十分だが一生は音楽を満たすには足りない)
プロになるか否かに関わらず音楽を愛せば一生愛せるもんです。
ほんで、涸れることない幸せの泉を得たんやって云う確信が得られるんやとラフマニノフはいってるんでしょうね。
また、同時に一生、全てを賭けて音楽を追いかけ愛してもその全部を知ることないやろし、追い続けたい気持ちは募るばかり。
音楽を愛する人の幸せ、そして覚悟にもにた心得を教えてくれる言葉かなぁ。