NAO141

ナイト ミュージアムのNAO141のレビュー・感想・評価

ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)
3.6
〈ボケボケ〉と呼ばれる冴えない父ちゃんが、夜になると展示物が動き出す不思議な博物館を舞台に夜間警備員として働き活躍するファンタジーコメディ。
チビッ子でも充分に楽しめる作品。

主演はベン・スティラー。この方は冴えないけれどいい人という役柄がよく似合うね笑。物語の舞台となったのはアメリカ自然史博物館。この博物館はニューヨーク市マンハッタンにあり、自然科学・博物学に関する世界最大の博物館である。一度は行ってみたいなぁ~。この博物館、本作のヒットを受けて本当に夜のアメリカ自然史博物館内をツアーするというイベントを企画して大当たりしたらしい笑。夜のツアー、楽しそう!!

本作は物語がシンプルであり、誰でも楽しむことが出来る。チビッ子はぜったいに楽しめる!チビッ子達に「夜は博物館の恐竜達が本当に動くんだよ」と言ったら、何人の子が信じてくれるかな~笑。

本作で特に面白いのは、デクスターという猿とのやり取りである。この猿、ただ悪戯をする猿というだけでなく、仲間の猿に煽られて調子に乗ってマニュアルを破ったり、ラリー(主人公)を出し抜こうと動く姿が人間のようで笑える。
ラリーも人間なのに猿に負けじと大人げなく煽った結果…結局負ける笑。同レベルで争っている姿が面白い。
そんなデクスター(猿)であるが、本作に登場する動物の多くがCGで描かれている中、デクスターはなんと本物の猿が演じているのである!プロの役者猿であり、本作以外にも『ドクター・ドリトル』等に登場している。
ラリーがビンタをすると、すかさずラリーにビンタを張り返してくる笑。
そのビンタの応酬は見事の一言で、リアルな動物が演じているとは思えない程。
彼に〈主演動物賞〉を授賞したいね!
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