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レッドクリフ Part Iのおらんだのレビュー・感想・評価

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)
3.3
3世紀前半。当時の中国で絶大な権力を誇る魏の王・曹操。彼の天下統一の野望を打ち砕く為、蜀、呉の二国は連合を結成する。しかし、連合軍の数は僅か6万。対する曹操軍は80万で、兵力差は誰の目にも明らかであった。蜀の将・諸葛亮と呉の将・周瑜はその兵力差を覆すべく策を練る。

超娯楽的歴史大作。史実に基づいた歴史モノというよりは単純にエンターテイメントとして楽しめる。タクティクスの巧妙さ、武将たちの勇猛、ぶつかる剣と盾、交差する槍、響く馬の蹄音。戦そのものに見所が満載。戦の時の音楽も良いですね。

物語は趙雲が敵陣のど真ん中から、蜀の王・劉備の息子・阿斗(劉禅)を救い出す所から始まる。ここで魅せるのが蜀の将軍達。趙雲は勿論の事、張飛、関羽もKoeiの某ゲームの如き無双っぷり。正に万夫不当の豪傑。
とまあ、魅力的なオープニングなわけだが、私は劉禅が将来どういう風に育つか知ってしまっているので素直に趙雲を応援できず少し残念だった。

今作は、全2編の前編である為、説明臭いセリフや場面が多い。各将軍の人となりや、相関関係などを口頭で説明しすぎてしまうのは少しいただけない。
また、準備を進める回としての役割も大きく、ストーリーとしては少し地味。ラストの戦までのスパンが長く、そこまでが退屈になる。

ただ、クライマックスの戦は良かった。奇策を用いて少数で多数を倒す展開というのはそれだけで滾る。周瑜まで無双してしまう展開には流石に突っ込んだけど、面白かったし…まぁ、いっか。

後編に続く。