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レッドクリフ Part Iのmatchypotterのレビュー・感想・評価

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)
3.8
トニーレオンが周瑜で、金城武が諸葛孔明。
で、すぐに白い鳩を飛ばすジョンウーが監督、と。そして、このテーマ曲ね。これ聞くとテンション上がる。

当時、ものすごい超大作として鳴り物入りの2部作構成で話題になったのを覚えてる。改めて見るとここ数年よりもCG技術が劣るだけに、実際の人を使った描写が多い。だから、すごい鬼気迫る迫力。

はっきり言ってスゴい。普通にスゴい。控えめに言ってスゴい。今の『キングダム』とかと比べても決して引けを取らないスケールと迫力とアクションとドラマ性。

もともと好きってのはあるが、三国志のこの曹操、劉備、孫権の三つ巴の争いは本当にドラマが多い。
赤壁の戦いは西暦200年過ぎぐらいだから今から1800年ぐらい前。その当時からこんな数の人を従える人がいるかと思えば、その頃から利権争いがあったりとか、今でも全く問題なく通用するであろう頭のキレる人もいる。

今回はその呉と蜀のキレ者、周瑜と諸葛孔明にフォーカスして彼らが国を超えて、とんでもなく強大な曹操軍を知恵と勇気で対抗する物語。シビれるわ。
曹操も数に物言わせるだけでなく、なかなか策士なのも良い。
彼は彼で色んな書物に悪役的に描かれてるんだろうけど、彼は彼でそこまで行き着くまでの頭脳と苦悩があったんだろうし、典型的な豪勢な暮らしをしてワガママ言いまくってる傲慢な奴ってだけではなく、それを匂わせる底知れぬ強かさと怖さもあって良い。

金城武と中村獅童がなかなか頑張ってる。金城武は諸葛孔明だから当たり前だが、中村獅童がかなり活躍してる。
中国語のセリフも多いし、なにあの馬術。CGではないよね?めっちゃ強い、中村獅童、敵を蹴散らしまくり。カッコいい。

その他もちろん、劉備、関羽、張飛の3兄弟から、趙雲、孫権、小喬、魯粛、曹操、、、と、あの三国志に名を連ねる豪傑達がそれぞれキャラ立ちしてる。
やや、史実というか、それに“寄せてる”キャラもいるがそれもそれでテンション上がる。

ところどころで「三国無双」的に、何人かのキャラでリアル無双シーンがあるのも見もの。趙雲、関羽あたりがまさにゲームのそれらしく大立ち回りでなぎ倒す!カッコいい!

赤壁の戦いに繋がる前哨戦でこの盛り上がり。Part2はどうなっちゃうのよ。マジ楽しみ。
さっさと時間を作って続きが観たくなる。
と言いつつ、過去にも何回か観てるけども。
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