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マルタの鷹のkazu1961のレビュー・感想・評価

マルタの鷹(1941年製作の映画)
3.6
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-473 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 450/1001

🖋ミステリーのハードボイルドでお馴染みになった“ボギースタイル”、トレンチコートに中折れ帽そしてタバコ。本作で主人公の探偵スペードを演じたこのハンフリー・ボガードのスタイルが後の探偵もののお決まりになっていきます。さらに依頼人は謎の美女、これも探偵もののお約束ですね。

🖋こんな探偵もののお約束を作り上げたのが本作「マルタの鷹』です。ミステリー作家ダシール・ハメットの同名長編小説を、ジョン・ヒューストン監督が原作にほぼ忠実に映画化した作品です。出演はハンフリー・ボガートとメアリー・アスター。同じ原作の3度目の映画化であり、その中で最も有名な作品です。

🖋謎の美人、奇妙な風貌の小男、巨漢のボスなど特徴的なキャラクターが混在する中で、ボガード演じる探偵スペードの存在感が光ります。探偵ものとしての謎解きや犯人探しは平凡なものかも知れませんが、 余計な台詞や説明を排除した演出をすることで、緊張感とキレを保ちながらテンポ良く進んでいくのは、ハードボイルド作品ならでは。ハードボイルドの古典である原作を忠実に映像化し、いわゆるフィルム・ノワールの古典言われる作品なんですね。

😳物語は。。。(参考:Amazon より)
サンフランシスコの私立探偵サム・スペードは、ある女からサースビーという男に尾行されているので助けてほしいとの依頼を受けます。 だが相棒のアーチャーが彼女の美しさに惹かれ、その依頼を肩代わりすることに。 その夜アーチャーは、サースビーとともに死体で発見されます。 事件を追求するスペードの前に、カイロという奇妙な男が現れ、 黒い鷹の置物を探し出してくれたら5000ドル支払うと伝えます。 話の裏側に共通の事件をかぎつけたスペードの鋭い推理が、複雑に絡み合った謎を解くことに。。。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『マルタの鷹』
原題(英題):『The Maltese Falcon』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1941
日本公開 :1951/01/10
🎥上映時間 :101分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):ジョン・ヒューストン
脚本 :ジョン・ヒューストン
原作 :ダシール・ハメット
撮影 :アーサー・エディソン
音楽 :アドルフ・ドイチュ
出演(声優):ハンフリー・ボガート、メアリー・アスター

🔸Overview (映画. comより)———————
私立探偵サム・スペードはワンダリーという女性から仕事を依頼される。サムの相棒アーチャーがそれを引き受けるが、その後、彼は何者かによって殺害されてしまう。犯人を追うサムの前に現れる怪しい男たち。やがてサムは莫大な価値を秘めた彫像“マルタの鷹”の争奪戦に巻き込まれていく。ハードボイルド探偵小説の映画化であり、ジョン・ヒューストンの初監督作品。ボギーことハンフリー・ボガートの当たり役にもなった傑作ミステリー。
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