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ミニー&モスコウィッツのyのレビュー・感想・評価

ミニー&モスコウィッツ(1971年製作の映画)
4.0
愛していると言ったり大嫌いと言ったり、離れてと叫んだかと思えば抱きしめてと懇願する。男なんて信じられない、映画なんてものは陰謀だ。ボガートのような男は実在しないと言いながら、男を求めてしまうミニーの情緒不安定さをジャンプカットで巧みに表現している。「You know that?」が口癖デート相手ゼルモの印象が強烈だった。車の駐車代行を仕事にするポニーテール男子、モスコウィッツとの逃避行にも近い心理状態の出会いが最強にロマンチック。結局愛し合っているのか憎しみ合っているのか、じゃれているのか喧嘩しているのか。いかれた男といかれた女の珍妙なドラマだが、妙な魅力がある。クラブまで来て駐車場で踊り出すんだから、そういう映画なんだよなぁ。
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