みおこし

ダイナソーのみおこしのレビュー・感想・評価

ダイナソー(2000年製作の映画)
3.6
ディズニー制覇企画。小さい頃に予告編をたくさん見て、結局劇場へ行かなかった作品。しかもテレ東の伝説的番組『TVチャンピオン』のテーマ曲として耳馴染みのある音楽とは知らず、そこでも思わずウワ〜となりました(笑)。

翼竜によって巣から連れ去られ、キツネザルによって育てられたイグアノドン、アラダー。すくすくと育ち立派な恐竜に成長するも、ある日空から巨大な隕石が大量に降り注ぎ、多くの仲間を失ってしまう。行き場をなくしたアラダーとキツネザルたちの前に、緑豊かな土地「命の大地」を目指して旅をする恐竜の群れが現れるが...。

本作を作るために会社を立ち上げ、当時としては最先端のCG技術を駆使して再現した恐竜の世界。2018年の今鑑賞しても色あせない迫力と、恐竜たちのリアリティ溢れる再現度に圧倒されました。
「生命」を大きなテーマとして取り上げているだけあって、仲間の死などディズニー作品らしからぬシビアな展開も含まれており、その意味では大人向けなのかもしれません。
でもディズニーお得意の「しゃべる動物たち」の要素は健在で、恐竜たちがなんと楽しそうにおしゃべりしてくれます(笑)。キツネザルのプリオはじめ、愛らしいキャラクターたちもたくさん。

基本的には草原だったり荒地だったり、恐竜たちが住んでいる場所が当然舞台なので、色使いが綺麗とかそういうのは一切なく(笑)他の作品と比べると、ある種地味な印象になってしまうのも仕方ないのかもしれません。

主題歌の『卵の旅』は傑作。隠れた名作なので、もっとスポットライトの当たって欲しい作品。
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