物語の随所から、威厳と品格、
哀愁を感じられる大好きな作品。
幼い頃はただの「渋いマフィア映画」
としか思っていなかったけど、大人に
なるにつれてこの映画の本当の良さを
次第に理解できるようになった。
最初と最後でまるっきり別人のように
変わってしまうマイケルの顔つきから
アル・パチーノの圧倒的な演技力を知る。
扉の閉ざされるラストシーンでは
彼がもう昔の彼には戻れないこと、
完全なるゴッドファーザーとして
君臨したことを、Kの視点を介して
鑑賞者へと見せつける。
その瞬間にゾクゾクする。
何度観てもやはり名作。
何度でも心が満たされる。
6√ 2019/1/14