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ゴッドファーザーのliamのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.1

監督は「雨のなかの女」のフランシス・フォード・コッポラ。主演は「キャンディ」のマーロン・ブランド。他に「ふたりの誓い」のダイアン・キートン、「哀しみの街かど」のアル・パチーノ、「THX1138」のロバート・デュヴァルなどが出演。

マフィアの世界を克明に描きベストセラーとなったマリオ・プーゾの同名小説をフランシス・コッポラが映画化した一大叙事詩。シシリーからアメリカに移住し、一代で財を成したドン・コルレオーネ。三男のマイケルはひとり堅気な人生を送ろうとしていたが、敵対するファミリーにドンが襲われ重傷を負った時、彼は報復を決意する。そしてニューヨークは抗争の場と化していった。

言わずと知れた超有名マフィア映画。何度も観たか分からないが、久々に鑑賞。
3時間もある大作だが全く苦にせず観ることができる。

冒頭の結婚式だけで30分くらい使っているけど、彼らファミリーの関係性を知るために重要な時間になっている。

味方かと思っていた人物が実は敵だったりと、どこに敵が潜んでいるか分からない世界。
ファミリーの絆を重視していたとしても結局は裏切りが常。気を抜けない展開があるからこの映画は面白い。

マフィア映画あるあるだけど、みんなで食事をとっているシーンが多くある気がする。ファミリーを大事に思っているからこそ、全員で食事をとることが重要になるのだろう。
食べてる食事は大体豪華で、俺も一回こういう食事会をしてみたい。笑

なんといってもゴッドファーザーを演じるマーロン・ブランドの存在感が凄い。
ただそこに立っているだけで自然に目が惹きつけられて圧倒される風格があった。

マイケルを演じているアルパチーノが序盤ではまだマフィアの顔付きではなかったにも関わらず、物語が進んでいくごとに成長し、風格が身に付いていく姿は見事。
序盤は優男だったのに、どんどん冷酷になっていき結局あのラストに繋がっていく。

マフィア映画の頂点と言える映画。
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