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ゴッドファーザーのCOCOのネタバレレビュー・内容・結末

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品は名作すぎて、重量感がありすぎて、まだ自分の中で咀嚼できてない…なのでミーハーな感じのレビューをとりあえず。
マーロンブランド、なぜこんなにも素晴らしい演技と存在感が地獄の黙示録ではあんなんになってしまったんだ!!キルゴア中佐がキレ者クールな弁護士というそのギャップにまんまとトムにときめきました。個人的にキたのはテッシオでしたね…パーティのシーンでの少女と踊っていた優しきおじ様の末路…泣
そう、語ろうと思えば登場人物それぞれに熱い思いをぶつけてしまう、その各人の滲み出る人物描写が見事でした。
そして何より終盤の洗礼式のシーンと、扉を隔ててブラックアウトしていくアルパチーノ…ただ圧倒されたとしか言えない自分の思考力と語彙力の無さに悔し涙ですよ…
あと、個人的には昔の映画の持つ余白と言うんでしょうか。セリフも少なく、冗長とも思えるような中、シーンの切り方や何気ないワンカットで登場人物の感情や背景、ストーリーを汲み取らせるテクニックに毎回感心します。
派手な作りの映像ではないからこそ、役者の演技力と監督の緻密な計算によって成り立つ、まさに職人技を堪能したなぁ、映画作品を見たなぁと思わせてくれます。
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