貝

ゴッドファーザーの貝のレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
5.0
昔二回観たきりの久々のゴッドファーザー。子どもながらにこの世界観に魅了されてそれからギャングマフィアヤクザモノ大好きだけど、永遠のキングいやGODって感じ。
このジャンルにおいては女は100%脇役で、何なら蔑ろにされる事のほうが多いけど、だからこそごくたまに女性が守られてると感じさせるシーンがあると死ぬほどキュンとしてしまうとき、ちょっと後ろめたい気持ちになってしまう。ここでは女が口出しすることは許されない。

この作品はヤクザ映画でよくある登場人物多すぎて訳わからなくなって途中で見る気失せる問題まったくない。オープニングで丁寧に人物紹介と相関図が描かれる。
静かで重厚な雰囲気が保たれてるお陰で、撃ち合いの予想ができてても緊張感を失わない。緩急のつけ方が抜群。ヴィトー(マーロン・ブランド)の最期の時が凄く良かった。あんなに暖かいけど切ない色使いをしてたのはこのシーンだけ、唯一のエモーショナルなシーン。
ヴィトーが永遠に最強でこの人を超える者なんて現れる筈がないという雰囲気の中、終盤で顔つきがガラッと変わるマイケル(アル・パチーノ)。凄いです。本当に別人みたい。

まじで語れることが多すぎるよねこの作品は。やっぱフィジカルとして持っときたいと改めて思いました。
貝