まっどまっくすこーじ

ロッキーのまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

ロッキー(1976年製作の映画)
5.0
2016年初レビュー。

どうして本作を今年の元日にレビューしたかったのかと言いますと…

本作の設定だとロッキー初の世界タイトルマッチは1976年1月1日。
つまり40年前の元日だったんですね。

そして昨年「クリード」が封切られ、私も数日後に鑑賞予定のこともあり、昨年末に「ロッキー」シリーズを再見し始めました。

久し振りに観た「ロッキー」…

うわぁ… やっぱりこれは魂が震える作品だということを再確認しましたよ~!!(;゜0゜)

スタローンが若くて躰が凄い!!
「ランボー」と比べるとちょっと筋肉量は落ちる感じだけど、ボクサーらしいシルエットはリアリティがあります。

そして本作が凄いと思うことは…

当時、全く売れずにエッチ映画ばかり出ていたスタローン。
やっと「デスレース2000年」に出るくらい
までになってきた。
その「デスレース2000年」が公開される少し前…

当時最強だった王者モハメド・アリと無名の挑戦者チャック・ウェプナーの試合を観戦して何かが降りてきたのであろう、元々は脚本家になりたかったスタローンはこれも元々やっていたボクシングを題材に脚本を書きあげます。

この脚本を持って映画会社に自分を売り込みに行き、自分が主役を演ることを譲らずにタフな交渉を続けた結果、110万ドルという低予算ながら、スタローン主演で映画化を勝ち取ります。

監督はそれまではB級映画しか撮っていなかったジョン・G・アヴィルドセン。(後には「ベスト・キッド」シリーズも撮りますが…)

音楽はこれがまだ2作目というビル・コンティ。

ヒロインであるエイドリアン役はコッポラ監督の妹、タリア・シャイア。(つまりニコラス・ケイジの叔母になりますね(*_*))

そのエイドリアンの兄貴であり、ロッキーの親友ポーリー役はバート・ヤング。

口は悪いが、ボクシングをこよなく愛する名トレーナーのミッキー役にバージェス・メレディス。

そして、スタローンの対戦相手である王者アポロ・クリード役にカール・ウェザース。

このような中でスタローンはケミストリィを起こし、周りに魔法をかけた結果…

映画史上に燦然と耀く本作が産み出されたのです!!
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆


場末のリングで殴り合う三流ボクサーを自認しているロッキーの普段は高利貸しの取り立て屋。

ジムでもトレーナーのミッキーに嫌われ、そろそろ引退を考えている。

毎日の楽しみはジムの向かいのペットショップで働くエイドリアンにジョークを披露すること。

そんなある日、世界チャンピオンのアポロは急遽、対戦相手を探さなければならず、それなら無名の選手を選ぼうと言い出す。
アポロはアメリカンドリームを演出することで話題性を高めようと考えたのだ。

そこで白羽の矢を立てたのが「イタリアの種馬」の二つ名を持つロッキーだった。

最初は乗り気ではなかったロッキーだったが、エイドリアンやポーリー、そしてミッキーとの絆を通して、こんな自分でも変われるはずだ、やれるはずだと思うようになり、過酷なトレーニングをこなしてタイトルマッチのリングに上がる。

そして壮絶な闘いを告げるゴングが鳴る…



朝4時に起きて、いきなり生卵を5個も飲み込んでまだ暗い街を走り出す。
(私も今、仕事の日は4時起きなのですが、冬の朝は辛いですよね~!!(>_<))

ここであの「ロッキー」のテーマが…

ウォ~!! この曲を聴くと「やってやるぞ~!!」ってなりますよね~♪(≧∇≦)

階段かけ上って、両拳を突き上げて「ウォ~!!」
何回も真似したものです(^o^)
不器用なロッキーとエイドリアンの恋模様は焦れったくなるほど微笑ましいです…
エイドリアンがいてこそ、人間として前向きに生きていけるロッキーがあります。

ポーリーやミッキーとも不器用だが熱い友情を育み、ロッキーは人としてもボクサーとしても強く成長します。

「最終ラウンドが終わってもリングの上に立っていられたら… 俺はただのゴロツキじゃないってことを証明できるんだ!!」

男なら震えろ!! この本気の熱さに!!
女なら涙しろ!! この迷いなき愛に!!

ハッキリ言ってボクシングの描写は突っ込みどころが満載です。
しかし、本作のキモである不器用な熱さを表現するのにはスマートなリアリティは必要ありません。

低予算だから映像がチープ?
そんなのは漢が熱くなるのに関係ありません。

かえって低予算だからこそスタッフが小規模なので、ロッキーがロードワークしていても映画の撮影とは気づかずに八百屋のおっさんがみかんを投げてくれたりして、いい画が撮れています。

「イタリアの種馬」 (Italian Stallion)
stallionはイタリア語でstalloneと同義語。
そう、これはスタローン自身を投影した映画。

アメリカンドリームを描いて、自分自身がアメリカンドリームを体現した不朽の名作です!!


「エイドリア~~~ン!!!」