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ロッキーのsueのレビュー・感想・評価

ロッキー(1976年製作の映画)
4.2
正直グリードを見るためだけに見始めたロッキー。
流し見で消化しようと思ってました。
ロッキーファンには怒られると思うし見た後の自分は怒る。


ロッキーかっこいい!!!!


素行の悪いやつが何かのきっかけで生まれ変わりファイトする、ボクシング映画あるあるから溢れる事なく、その類かと思ってた。
偏見もいい所って改めて思い知った。


まずロッキーの懐の大きさ無限大すぎ問題。
エイドリアンの兄ポーリーみたいな縁切られるリスト第1位にあがってもおかしくないあの兄貴。
怒るところは怒りつつそれでもそれが終わればまた何の気もなしにいつも通り。
そしていいやつだけど強引ってまたどう考えてもポジティブすぎにフォロー。
またいつも通りならすぐじゃないけど頑張ればいける。ただフォロー入れようと思えない普通。男前!

ガッツォの事を良く思わないやつにはあいつはいいやつと言い、ガッツォの元に行きたいというやつにはやめろと言う。男前!

最初からずっといいやつを出してきたロッキー。手のひらクルクル男たちに振り回され初めて本気出す思い。叫び。
それに終わらず玄関飛び出してカメラの奥で見せるそぶり。握手。バイ。また。男前!ついでに演出も!

キスしていいか?嫌ならじっとしてろ。オレはする。男前!元祖壁ドン!

再試合の予定は?どうでもいい!エイドリアーン!男前!!!


あとなんかジーンときた光景。
次第に全力になっていくランニング。後ろからついてくるカメラ。振り返るロッキー。ついてくるカメラ。ロッキー寄りのアングル。ぼやけるロッキー。見える朝もやの街。引いていくカメラ。朝もやの街。引きのロッキー。あげる両腕。プライスレス。
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