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ロッキーのEllenAimのレビュー・感想・評価

ロッキー(1976年製作の映画)
4.1
ロッキーシリーズ再観賞
監督は「ベスト・キッド」などのジョン・G・アヴィルドセン。

極貧生活で俳優としてもほとんど無名だったスタローンがボクシングの試合を観て感銘を受け、3日間で脚本を書き上げる。
会社側は無名のスタローンでは客を呼べないと、有名俳優主演で進めるが、スタローンが自分が主演でと譲らず。
ならばということで最低レベルのギャラと用意された製作費が低予算100万ドル、撮影日数もわずか28日間。にもかかわらず異例の大ヒット。
アカデミー賞でも作品、監督、編集、3部門で受賞。
映画だけではなく、スタローンも一躍スターダムへと、まさに”アメリカンドリーム”の代名詞となった。

🎺ファンファーレとともにタイトルロールがいい。
つくりもシンプルですがいいですね。
皆、各々役にハマってますが、タリア・シャイアのエイドリアンが適役です。
初めてデートするシーンやロッキーの部屋を訪れるシーン、とくにここの演技は素晴らしい。
そしてなんかジーンとくる。見事です。
ロッキーとエイドリアン、二人の愛がいい。純粋で美しい。
ビル・コンティの音楽もいい!
ロッキーのテーマ《Gonna Fly Now》

アポロって46戦全勝だったのか、、すげーな。

最初に予定していたエンディングでは、最後まで戦い抜いた後、ロッキーはエイドリアンを探す、観衆は散りはじめ、リングで呼ばれるのはチャンピオン。
ロッキーは人込みを縫って引き上げ、エイドリアンを見つめる。
エイドリアンはロッキーを軽く抱きしめロッキーは小さな旗を取り出す、二人は手をつないでロッカールームへ向かう。
誰もロッキーには話しかけない。
床には紙くず。
二人の寂しげな影が彼方へと消えてゆく。
ということだったが、なにか物足りなくポスター撮影の後に考えてやり直したという。
だからあのポスターやジャケットが存在するんですね。
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