全くもって面白くないが不思議と惹きつけられてしまう映画ってありますよね
ギャスパー・ノエって私にとってまさにそれなんですわ
全く好きにはなれんけどついつい観てしまう
焼きそばに入ってる紅しょうがみたいもんですわ
そんなノエの短編映画なんですが、いきなし始まってそうそう馬のリアルな屠殺シーンから始まって、おやじに解体されて馬ちゃん可哀想やなぁってなってこの時点で好きじゃないの分かった
ボカシまくりなオメコから産まれた娘、嫁に逃げられた馬肉屋の親父が、男手一つでその娘に倒錯した愛情を注いでいくお話なんですが
いかんせん愛情が行き過ぎるあまり娘のスカートについた初潮の血を見てレイプされたっつって勘違いしてとりあえず偶然一緒にいた男の口にナイフ突っ込んで刺殺。
親父のエネルギッシュさもさることながら嫌悪感と厭なシーンが目白押しで逆に釘付けになってしもうた。
このオヤジのクズで愚直ながら欲望にも真っしぐらなとこ嫌いになれないもんがあって続編でどんな変態オヤジになるのか気になる。