劇場版ルパン三世第2作
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言わずと知れた、宮崎駿監督による『ルパン三世』映画。おそらく最も有名なルパン三世作品で間違いないかと思います。
なお、興行面では前作『ルパンvs複製人間』を越えておりません。金曜ロードショーでの放映により人気作品へとのし上がったタイプです。
あらすじ等は最早言うに及ばず。
囚われの姫と救いの騎士という古典的構図の下、隠された古代のお宝、政治的パワーバランス、友情と愛情等、様々な要素をてんこ盛りにしつつスピード感溢れる展開と豊かなユーモアで見事にまとめ上げた大冒険活劇の本作は、老若男女楽しめる普遍的名作と言って過言ではありません。
モーリス・ルブランの怪盗アルセーヌ、ルパンの冒険譚から引用し、物語のベースとしている他、TV第一シリーズも彷彿とさせる演出（緑ジャケットのルパンという点からして、既に第一シリーズ感アリアリですね）が多々あります。
これは、宮崎駿監督が第一シリーズの演出担当であったことに由来するものですが……詳細はWikipediaにドッサリ記載されておりますので、そちらをご確認いただいた方がよいかと思われます（えらい大部ですので、全部読むだけでも中々時間がかかりそうですが）。
宮崎駿監督らしさの溢れ出す本作は、所謂初期作品として、監督の作りたい物が詰め込まれています。
本作の前には『未来少年コナン』、本作の後には『風の谷のナウシカ』と『名探偵ホームズ』、そしてスタジオジブリへ……と考えると、ミリタリーマニアらしくメカを描く点は共通していますが、内容面では硬軟を交互に展開していたように見えますね。
幼い頃から見ている作品のため、改めて書くことを捻り出せない自分が情けなくもありますが、何かしら「これ書いとこ！」ということがあれば、今後ポツポツと書き足したいと思います。
