宮崎駿は『ルパン三世 カリオストロの城』も『未来少年コナン』も『名探偵ホームズ』も『天空の城ラピュタ』もみぃ～んなやってること同じやないかい。と思われた方も多いだろう。
はい。その通りです。面白ければいいんだよ！
しかし、今作は
ルパンファミリーと銭形警部が一時的に手を組み、巨悪に幽閉された美少女を救う→ラストは何の戦利品も得ず美少女を振り切って去るルパン、次元、五右衛門→ちゃっかりお宝を手に入れハーレーダビットソンでルパンたちを追い抜いていく不二子→追ってくる銭形警部→どこまでも走っていく一同
と言うパターンを確立し、同時に後のルパンシリーズは幾度もこのパターンを踏襲し、多くのファンをあきれさせた原因でもある。
あらゆる意味で今作の存在は大きい。
だが、あえて断言しよう。
『ルパン三世 カリオストロの城』は全てのシーン、全てのセリフが素晴らしい。誰が何と言おうと宮崎駿の最高傑作である！
俺、全セリフ言えます！
中島紳介氏のお言葉をお借りするなら
「まさにアニメの至芸──国宝級の作品といってもいいと思う。」
俺の宮崎駿BEST
1.ルパン三世 カリオストロの城
2.未来少年コナン（TV）
3.天空の城ラピュタ
4.もののけ姫
5.ルパン三世（TV）
6.魔女の宅急便
7.風の谷のナウシカ
8.紅の豚
9.パンダコパンダ
10.パンダコパンダ 雨ふりサーカス
『太陽の王子ホルスの大冒険』（場面設計・原画）、『長靴をはいた猫』（原画）、『どうぶつ宝島 』（アイデア構成・原画）は監督作ではないので除外したが、宮崎テイストあふれる傑作であることを付記しておく。
