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ルパン三世 カリオストロの城のkoyamaxのレビュー・感想・評価

5.0
宮崎駿監督の説明不要の名作です。

何度となく繰り返し観てきた作品ですが、
今回4DXで上映されていたので鑑賞しました。過去の名作がスクリーンで観れる機会は多くないですからね〜。



お客さんは平日なのであまり多く有りませんでしたが10割男性でした。

4DXでこの作品を観るのは初なんでそこで気づいた事です。テーマ等は割愛します。周知の事を今更ながら言及することの方が多いのですが、以下列挙した事があるからと言って名作であるという評価は変わりませんです。

開始からいきなり、今まで過去に何回も観た、と言ってもテレビ(のモニターで)でしか観てこなかったことに気付きました。

スクリーンで今回最初に気づいたのは、音。

改めて聴くと頭から絶え間なく音楽が流れているんですね。中盤まで30秒空いてるような間は無かったかもしれません。タッチ音もたくさんあります。以降の宮崎映画にはないところかもしれません。テレビ的な感じといってもいいのかもしれないところです。テレビサイズならば、普通ごととしてましたが、改めてでかい音で聴くと存在感がかなりつよいです。いつも音楽が鳴ってます。大野雄二御大によるので、かなりメロディアス、そして頭に残ります。結構強烈なレベルです。
この映画が繰り返し観たくなるテンポ感は絵より音に依るほうがつよいのではないかとおもいました(犬神家の一族もまたエンドレスリピート映画でした)

城の距離感がデカイ画面で観るとさらにわかりやかったです。遠くから観てあのくらい、近くから観てこのくらい、登ってこのくらいの距離感が実在的なので、見せていない場所でさえ、空間を感じさせてくれます。この映画自体、ルパンが何処から何処へいく距離感を感じることこそが醍醐味の映画なのかもしれません。

前のレビューに書いたとき、フィアット500にサイドミラーが無いとしてましたが、改めて見ると他の車もほぼありませんでした^^;
研究本では有名なことなんでしょうが、きっと意図的になんでしょう。

ラストにきっちり完のテロップがありました。古い映画はこの終わり方ですが、最近の映画でも使ってほしいですね。後腐れなくて割と好きです。変な続編が作られなくてすみますし笑

4DXのシステム自体も鑑賞の邪魔になる事なく集中して楽しめました。普通のフィックスカットの際はジワ〜と椅子が傾くのが気持ち良かったです。

最後に今までクラリスに思い入れがなかったんですが、今回はルパンが抱くクラリスへの想いに乗る事が出来ました。単に年取っただけなんだと思いますが。。

4DX上映ありがとうございます。
何度も観てる方も楽しめるとおもいます。


以前の記載
フィアット500にサイドミラーがないのは何故?と思ったら実物も無かった。
しかしパトカーもサイドミラーが無いのは何故だろうか
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