笹野高史さんが演じるおしぼり工場の社長のウザったさ。ゼツミョーすぎる。
全っ然悪い人じゃないし、むしろイイ人。
、、、一般的に言えば。
30前でまだフラフラしてるバイト（オダギリジョーさん・浅野忠信さん）のために寿司を買ってきてくれて「正社員にならないか？」って。
時には「これでも若い頃はちょっとしたモンだったんだよ」なんて言うけど、誰かを否定するワケでもないし、かわいいもんだ。
でもさ、なーんかテレビで卓球の国際試合を見てひとりで盛り上がってる後ろ姿を見てるとイラつくんだよね。
バイト2人の気持ちわかるなあ。
猛毒をもつクラゲだと知らずに、社長が水槽に手を突っ込むところを見守る気持ちも。
ある種の無邪気さによって理不尽な逆襲に遭う不幸な彼の姿を見たくなるドス黒い気持ちを。
クラゲのようにフラフラする社会不適合者の彼ら。猛毒をもつ彼ら。
