佐藤

アカルイミライの佐藤のネタバレレビュー・内容・結末

アカルイミライ(2002年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

・あの服装が似合うオダギリジョー、かっこよすぎ。浅野忠信もかっこいい。有田の弟として加瀬亮が出演してる。はなわも出てる。

・夢で未来が見える仁村。白痴の”神懸かり”的なやつ?壊れたものを直す有田の父親。

・色味が独特で、黒が本当に真っ黒。影が濃い。タイヤとか、模様が分からないくらい黒。取材用カメラで撮ったような画と綺麗な画、隠しカメラで撮ったような画が混在している。クローズアップが少なくて引きで撮っているのが多い。

・最初、仁村がおしぼり工場のソファに座っている場面、カメラの高さが結構低めで違和感があった。

・仁村に対して有田の父親が「世の中が全部思い通りになると思うな」と言う場面、カメラが上から引きで撮っていて俯瞰で観るような視点になりそれまでの仁村の言動を知っている「観客」であることを意識させられて、その「観客」である自分から観ると有田の父親がすごい滑稽なことを言っているようにみえる。(こういうのをドラマティックアイロニーっていうのかも。演劇とかでは舞台と観客席が明確に分かれているから、観客は否が応でもその舞台上の全てが視界に入る神のような視点になる。それと同じ。)

・おしぼり工場の上司が家に来た時の有田の無表情。
佐藤

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