この内容で明るい未来ってタイトルはすごい皮肉だな。2000年代初頭っぽいなと思った。低彩度でざらついた画面、全面的に漂う不景気と閉塞感、現実と夢のどちらに属すか決めかねているような離人感。東京の街を…
>>続きを読む観るひとの人生によってどう見えるか全く変わってくる映画だなあ…と思う。
子供のまま大きくなってしまったようなオダギリジョーの役どころが痛ましく感じた。それぞれの生きにくさを抱えた人たちの、物語ではな…
このレビューはネタバレを含みます
カリスマとCUREしか観てなかったけど、どちらも大好きなのでキヨシ作品をちょくちょく観ていきます。
映画はたぶん映っているものが全てなので、観ているものを観ながら思ったことが、変に解釈するよりもピ…
ちょっと頭使いすぎてる(良い意味で)気がするが、それがフェイクか?いや、なんか、トーキョーゲーダイ!って感じするんです。でもね、え、ハートリー!?っていうシーンがあってびっくりしたよ。なんかちょっと…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
この作品における「クラゲ」の立ち位置がとても秀逸だと思った。
生きているのか死んでいるのか分からない。見た目からは想像できないような猛毒を持つ。それなのに人を引きつけるような魔力がある。
これがその…
クラゲ、といえば、アカルイミライ、
そして、オダギリジョー。
私のなかで確立してしまった映画。
当時、地元の舞台挨拶に行きたすぎて、前売券買いに、仕事抜け出した。
結局、当日、熱だして行けなかった…
良いという陳腐な言葉では言い表せない屈折した感情。
我々はクラゲのように自由に浮遊することもできず境界の中でただ腐って死んでいく。アカルイミライとは「明るい未来」から内実性を剥ぎ取られた絞りカスでし…